鉄欠乏性貧血 診断 基準

鉄欠乏性貧血の診断基準について

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思春期の女の子などで鉄欠乏性貧血と病院で診断されたという話を聞くことがあります。
運動をしている子供などは特に多く罹患している事があります。
珍しい病気ではなく、日本人の貧血の中でも多い貧血です。
貧血時は、体中に必要な酸素を十分に供給できない状態です。
通常は、呼吸により酸素を全身の細胞へ送り届ける際に、赤血球中にあるヘモグロビンが基準となる酸素量を送り届ける大切な働きをしています。
ヘモグロビンの構造は、蛋白質に鉄が結合した構造になっており、この鉄が酸素と結合して酸素を細胞へ輸送します。
鉄欠乏性貧血においては、このヘモグロビン中の鉄が欠乏する事により、基準値以下の酸素供給しかできないため貧血が発生してしまいます。
赤血球の寿命の基準は約120日で脾臓にて破壊されます。
その際、赤血球に含まれる鉄成分は欠乏することなくリサイクルされるシステムになっています。
しかし、いろいろな理由により欠乏した鉄分は、体内で合成する事はできず、食品から摂取する必要があります。
食事等において摂取された鉄分は、胃酸でイオン化され十二指腸にて吸収され、骨髄ではヘモグロビン合成に用いられ、筋肉の合成や肝臓の貯蔵などに利用されます。

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鉄欠乏性貧血の原因は、生理や怪我、病気によっておこる失血によります。
妊娠・分娩・授乳時などには約1000mgが失われるため鉄欠乏性貧血になりやすいです。
鉄欠乏性貧血時の診断を行う上において、症状としては動悸、息切れ、全身倦怠感、立ちくらみ、顔面蒼白などがみられます。
ひどい時には、口角炎、舌炎、嚥下障害や氷をやたらと食べたくなる異食症などもあります。
診断時爪を確認するとスプーン上になっている事があります。
鉄欠乏性貧血時の血液の診断基準としては、赤血球数、ヘモグロビン量、MCV(赤血球の大きさ)、血清鉄量、血清フェリチン量を主に見ます。
一般的にへモブロビンが診断基準以下の10を切ってしまったら鉄剤が処方されます。
ただし鉄欠乏性貧血において、診断基準を元に考えて多少の数値の変動ならばあまり気にする必要はないという医師もいます。
鉄剤処方時は診断基準の数値に関して専門医の判断に従い、処方される薬についても同意の上に置いて飲み続ける事が必要です。

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